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皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。
さて今回は
~設計~
今回は、オーダーメイドインテリア製作において最も重要な初期段階、
「打ち合わせから設計」までのステップとその奥深さについて、実務視点で深く解説していきます。
理想の空間づくりは「聞く力」と「描く力」から始まる
「家具はただのモノではなく、暮らしの一部です。」
私たちオーダーメイドインテリア業者は、こう考えています。
市販品では満たせない「サイズ」「機能」「雰囲気」。
その“かゆいところに手が届く”インテリアを実現するには、お客様の思いや生活背景をしっかりと共有し、それを空間に最適化された設計図へと昇華させるプロセスが必要不可欠です。
目次
暮らし方・悩み・好みを引き出す対話力
お客様が「こうしたい」「こんなふうに暮らしたい」と思っていても、
それを具体的な家具の仕様や構造にまで落とし込むのは簡単ではありません。
だからこそ、初回打ち合わせでは「傾聴力と想像力」が問われます。
項目 | ヒアリング内容 |
---|---|
利用目的 | どこに、何のために置く家具か?誰が使うか? |
デザインの好み | ナチュラル、モダン、北欧風、和風など |
サイズ感 | 置くスペースの寸法、希望サイズ感 |
機能性 | 収納の種類・容量、可動棚、配線孔など |
素材・仕上げ | 木材の種類、色味、塗装の有無 |
予算 | 全体の予算感、費用をかけたいポイント |
📌 お客様自身も気づいていない「隠れたニーズ」を引き出すことが、設計成功の第一歩です。
オーダー家具は、空間にぴったりフィットすることが最大の価値。
そのために欠かせないのが、現地採寸と空間全体の把握です。
壁の幅、高さ、奥行き、床から天井までの寸法
コンセント、スイッチの位置
既存の建具(窓枠・巾木・梁)の干渉
周囲の家具や動線の有無
📌 建物自体に“ゆがみ”があることもあるため、設置場所ごとの微妙なズレや傾きまで考慮して採寸を行います。
頭の中の理想を“見える形”に
ヒアリングと採寸を元に、いよいよ設計とビジュアル提案のフェーズへ。
イメージスケッチ・3Dパース(完成後の見え方を再現)
平面・立面図(サイズ・構造・開閉方向などの詳細)
素材サンプルの提示(木材、金具、塗装など)
機能の仕様書(引き出し、棚、可動パーツなど)
📌 言葉では伝えきれない部分を、“視覚で共有”することが成功のカギです。
オーダーメイドインテリアの設計では、使い心地や安全性、美観を左右する細部の配慮が必要です。
要素 | 配慮内容 |
---|---|
強度 | 重い物を載せる想定か?地震対策は? |
可動部 | 引き出しのレール選定、ソフトクローズ機能 |
細部寸法 | 指を挟まない隙間、つかみやすい取っ手 |
見た目 | 天板の木目の向き、ビスの見せ方、面取り処理 |
組立方法 | 現場搬入に対応した設計か(分割式など) |
📌 市販品にはない“細部への配慮”が、空間に溶け込む上質な仕上がりを生み出します。
― 予算と要望のバランスを整えるフェーズ
設計図とともに、お客様にご提示するのがお見積書とご提案書。
木材・金物などの材料費
設計費・製作工賃
塗装・仕上げ加工
現場搬入・設置費
消費税・諸経費
📌 ご予算に応じて、「ここは無垢材で、ここは突板に」など部材や仕様の調整で柔軟に対応します。
オーダーメイドインテリアの設計とは、単なる図面制作ではありません。
お客様のライフスタイル・こだわり・空間への想いを受け取り、それを機能性と美しさを両立させた“かたち”にするプロセスです。
✔ 自分のために設計された家具を使いたい
✔ 空間にぴったり合う収納を探している
✔ 長く使える、心から気に入るインテリアが欲しい
そんな方には、ぜひじっくりと時間をかけて打ち合わせ・設計から進めるオーダーメイドの価値を体感していただきたいと、私たちは考えています。