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月別アーカイブ: 2025年4月

第11回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~設計~

今回は、オーダーメイドインテリア製作において最も重要な初期段階、
「打ち合わせから設計」までのステップとその奥深さについて、実務視点で深く解説していきます。

 

 理想の空間づくりは「聞く力」と「描く力」から始まる

「家具はただのモノではなく、暮らしの一部です。」
私たちオーダーメイドインテリア業者は、こう考えています。

市販品では満たせない「サイズ」「機能」「雰囲気」。
その“かゆいところに手が届く”インテリアを実現するには、お客様の思いや生活背景をしっかりと共有し、それを空間に最適化された設計図へと昇華させるプロセスが必要不可欠です。


🗣 すべては“ヒアリング”から始まる

暮らし方・悩み・好みを引き出す対話力

お客様が「こうしたい」「こんなふうに暮らしたい」と思っていても、
それを具体的な家具の仕様や構造にまで落とし込むのは簡単ではありません。

だからこそ、初回打ち合わせでは「傾聴力と想像力」が問われます。

✅ ヒアリングで伺う主な内容

項目 ヒアリング内容
利用目的 どこに、何のために置く家具か?誰が使うか?
デザインの好み ナチュラル、モダン、北欧風、和風など
サイズ感 置くスペースの寸法、希望サイズ感
機能性 収納の種類・容量、可動棚、配線孔など
素材・仕上げ 木材の種類、色味、塗装の有無
予算 全体の予算感、費用をかけたいポイント

📌 お客様自身も気づいていない「隠れたニーズ」を引き出すことが、設計成功の第一歩です。


📏 現地採寸と空間把握  ミリ単位の精度が仕上がりを左右する

オーダー家具は、空間にぴったりフィットすることが最大の価値。
そのために欠かせないのが、現地採寸と空間全体の把握です。

✅ 採寸で見るポイント

  • 壁の幅、高さ、奥行き、床から天井までの寸法

  • コンセント、スイッチの位置

  • 既存の建具(窓枠・巾木・梁)の干渉

  • 周囲の家具や動線の有無

📌 建物自体に“ゆがみ”があることもあるため、設置場所ごとの微妙なズレや傾きまで考慮して採寸を行います。


🎨 プランニングとイメージ提案

頭の中の理想を“見える形”に

ヒアリングと採寸を元に、いよいよ設計とビジュアル提案のフェーズへ。

✅ 提案の主な内容

  • イメージスケッチ・3Dパース(完成後の見え方を再現)

  • 平面・立面図(サイズ・構造・開閉方向などの詳細)

  • 素材サンプルの提示(木材、金具、塗装など)

  • 機能の仕様書(引き出し、棚、可動パーツなど)

📌 言葉では伝えきれない部分を、“視覚で共有”することが成功のカギです。


💡設計のこだわりポイントとは?

オーダーメイドインテリアの設計では、使い心地や安全性、美観を左右する細部の配慮が必要です。

✅ 設計時のこだわり例

要素 配慮内容
強度 重い物を載せる想定か?地震対策は?
可動部 引き出しのレール選定、ソフトクローズ機能
細部寸法 指を挟まない隙間、つかみやすい取っ手
見た目 天板の木目の向き、ビスの見せ方、面取り処理
組立方法 現場搬入に対応した設計か(分割式など)

📌 市販品にはない“細部への配慮”が、空間に溶け込む上質な仕上がりを生み出します。


📑 お見積りとご提案書の提示

― 予算と要望のバランスを整えるフェーズ

設計図とともに、お客様にご提示するのがお見積書とご提案書

✅ 見積もりの内訳例

  • 木材・金物などの材料費

  • 設計費・製作工賃

  • 塗装・仕上げ加工

  • 現場搬入・設置費

  • 消費税・諸経費

📌 ご予算に応じて、「ここは無垢材で、ここは突板に」など部材や仕様の調整で柔軟に対応します。


✅ 打ち合わせから設計は「想いを形にする共創の時間」

オーダーメイドインテリアの設計とは、単なる図面制作ではありません。
お客様のライフスタイル・こだわり・空間への想いを受け取り、それを機能性と美しさを両立させた“かたち”にするプロセスです。

✔ 自分のために設計された家具を使いたい
✔ 空間にぴったり合う収納を探している
✔ 長く使える、心から気に入るインテリアが欲しい

そんな方には、ぜひじっくりと時間をかけて打ち合わせ・設計から進めるオーダーメイドの価値を体感していただきたいと、私たちは考えています。

 

第10回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~オーダーメイド~

 

オーダーメイドインテリアの魅力とその価値とは?

「家は人生の背景」とよく言われます。
私たちが暮らす空間は、日々の気分や創造力、そして人間関係にまで影響を与えるほどの力を持っています。

そんな大切な空間をもっと自分らしく、心地よく彩る手段として、いま注目されているのがオーダーメイドインテリアです。

量産家具では叶えられない、機能・サイズ・素材・デザインすべてを“自分のためだけ”に設計できるインテリアの魅力について、今回は深く掘り下げてご紹介します。


✨ オーダーメイドインテリアとは?

オーダーメイドインテリアとは、住む人の暮らしや価値観に合わせて、完全に一から設計・製作される家具や内装のこと。既製品にはない自由度と独自性が特徴です。

代表的なアイテムには

  • オーダーキッチン

  • 壁面収納・造作棚

  • ダイニングテーブルやチェア

  • テレビボード

  • ワークスペース家具

  • 洗面台・玄関収納 など

📌 注文住宅やリノベーションと組み合わせることで、空間の一体感と機能性を最大限に引き出すことが可能になります。


🏡 オーダーメイドの5つの魅力

✅ 1. 「空間」にぴったりフィットするサイズと設計

既製品ではどうしても生まれる「すき間」「デッドスペース」
オーダー家具であれば、ミリ単位でサイズを調整し、部屋にぴったりのレイアウトが可能です。

  • 天井までの壁面収納

  • 勾配天井に合わせた本棚

  • キッチンカウンター下の引き出し収納

📌 限られた空間を無駄なく活かす設計こそ、オーダーメイドの真骨頂です。


✅ 2. 素材・色・質感を自由に選べる

木材の種類、塗装の色味、金具のデザイン、取手の素材まで…
すべてを選べることで、空間全体の雰囲気にぴったり合う「統一感」が生まれます。

  • 床材と同じ色味の家具で、空間に広がりを

  • 黒アイアン+無垢材で、インダストリアルな雰囲気に

  • 天然木+ガラスで、ナチュラルモダンに

📌 まさに「自分らしい美意識」が形になる瞬間です。


✅ 3. 使い方・ライフスタイルに最適化できる

例えば同じ「ワークデスク」でも、使う人によって必要な機能はまったく異なります。

  • ノートPC中心? デュアルモニター? 書類重視?

  • 左利き/右利き対応

  • 収納の深さや高さ、配線の位置まで自由設計

📌 「あなたの暮らし」に寄り添って設計された家具は、無意識のストレスを大幅に減らしてくれます。


✅ 4. 長く使える、高品質な作り

オーダー家具は、基本的に職人が手作業で仕上げるため、丈夫で長持ち。
使い捨ての時代ではなく、“いいものを長く使う”という価値観に合った選択肢です。

  • 無垢材の経年変化を楽しむ

  • 傷も味わいになる「育てる家具」

  • 修理・リペアも対応可能で資源的にも◎

📌 「本当に必要なものに囲まれて暮らす」ための選択が、オーダー家具には詰まっています。


✅ 5. 家族構成や生活の変化にも柔軟に対応

  • お子さんの成長に合わせて収納を追加

  • 在宅ワークに合わせてデスクスペースを拡張

  • 将来の介護やバリアフリーも考慮した設計

📌 ライフステージの変化を見据えた家具づくりは、「暮らしを見守るインテリア」と言えるかもしれません。


🛠 製作の流れ(オーダー例)

  1. ヒアリング・現地調査
     → 使い方・家族構成・好みを丁寧にヒアリング

  2. デザイン・素材の提案
     → 3Dパースや素材サンプルでイメージ共有

  3. 図面作成・お見積り
     → 正確な寸法と仕様を反映した設計図

  4. 製作(約2~4週間)
     → 木工・塗装・金具取り付けなど職人の手仕事

  5. 納品・設置工事
     → 現場で最終調整し、空間に完璧にフィット

📌 一部DIY参加型や、セミオーダーも可能な工房もあり。「一緒に作る楽しさ」も味わえます。


✅ オーダーメイドは“生活の質をデザインする”という選択

「部屋に合う家具」ではなく、「暮らしに寄り添う家具」を求める時代。
オーダーメイドインテリアは、空間・暮らし・人をひとつにする“住まいの相棒”です。

✔ 無駄をなくし、空間を有効活用したい
✔ 自分らしいスタイルで統一感のある部屋をつくりたい
✔ 長く愛着を持って使える家具が欲しい

そんな方にこそ、オーダーメイドインテリアはぴったりです。