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第20回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

~変遷~

 

1|戦後復興期〜高度経済成長期:量産家具の時代 🏠

戦後の日本では住宅需要が急増し、限られた空間に効率的に住むための 量産家具 が普及しました。
食器棚、タンス、学習机といった「標準サイズの既製品」が家庭の中心。
この時代は「必要な家具を揃える」ことが重視され、オーダーメイドは一部の富裕層や職人に依頼する特別な存在でした。


2|1980〜90年代:個性化とデザイン志向の高まり 🎨

経済の安定とともに、人々は「機能」だけでなく「デザイン性」に目を向け始めます。
北欧風や輸入家具が人気を集め、「自分の家に合うオリジナルの家具が欲しい」というニーズが拡大。

この頃から:

  • オーダーメイドキッチン

  • 造作家具(壁面収納・書斎デスク)

  • 店舗用インテリア

といった分野が伸び、オーダーメイドインテリア製造業が一般家庭や商業空間に浸透していきました。


3|2000年代:ライフスタイル多様化とリフォーム市場の拡大 🔧

少子高齢化や住宅リフォーム需要の高まりにより、「空間を最大限活用したい」 という声が増えました。

  • 狭小住宅向けの収納特化型家具

  • 高齢者向けのバリアフリー対応インテリア

  • 店舗やオフィスでのブランドイメージを重視した造作家具

この時期は「暮らし方・働き方に合わせたオーダーメイド」のニーズが急速に拡大。製造業者もデザイン提案力を磨き、建築士やインテリアコーディネーターとの連携が進みました。


4|2010年代:デジタル化とデザインの高度化 💻

3D CADやCGシミュレーションの進化により、製造前に完成イメージを確認できるようになりました。
これにより顧客満足度が向上し、より複雑なオーダーもスムーズに対応可能に。

また、ナチュラルテイストやインダストリアルデザインなど、トレンドに合わせたオーダーメイド家具が流行。
「既製品では満足できない」「世界にひとつだけの空間を作りたい」という価値観が浸透しました。


5|2020年代:サステナブルとパーソナライズの時代 🌱

近年はSDGsや環境意識の高まりから、オーダーメイドインテリア製造業も新しい方向に進化しています。

  • サステナブル素材の活用:リサイクル木材、自然塗料、環境負荷の少ない接着剤

  • リノベーション需要:古材や既存家具を活かしたオーダーメイド

  • 在宅ワーク対応:ワークスペースやコンパクトデスクのオーダー増加

  • デジタル連携:オンラインでの打ち合わせ、VR内覧、ECでのオーダー家具販売

つまり、オーダーメイドは「贅沢品」から「持続可能で快適な暮らしを支える必須アイテム」へと変化してきたのです。


6|これからの展望 🚀

今後のオーダーメイドインテリア製造業はさらに進化していくでしょう。

  • AIによるデザイン提案:顧客の好みや生活習慣を学習して最適なインテリアを提案

  • ロボット・CNC加工機による精密製造:高品質かつ短納期の実現

  • グローバル展開:日本の技術力とデザイン性を活かし、海外市場への進出

  • パーソナルウェルビーイング対応:健康や快適さを重視した家具設計


まとめ ✨

オーダーメイドインテリア製造業は、

  • 戦後の必要性重視の時代

  • デザイン志向の高まり

  • ライフスタイル多様化

  • デジタル設計による進化

  • サステナブル・パーソナライズ化

という流れを経て発展してきました。

これからも「暮らしをより快適に、より自分らしく」するために欠かせない産業として進化し続けるでしょう🛋️🌍✨

 

第19回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

~“売れる/働ける”をつくる~

商空間の価値は、ブランディング×回遊性×耐久×運用で決まります。
既製什器では届かない“あと一手”を、オーダー什器・造作でどう実現するか。設計→製作→施工→保全までを実務目線で解説します。


1|ブランドを“触覚”に翻訳する 🎨

  • 素材言語:素朴=ラワン・リネン/上質=ウォルナット・真鍮/クリーン=白メラミン・ステン

  • 光の文法:2700Kで温かい滞在、3500–4000Kで知的な集中。**CRI90↑**で商品色を忠実に。

  • 触れる頻度>見た目:カウンター天板や取っ手は耐傷・耐指紋優先。🖐️


2|動線×売場心理:回遊と滞在をデザイン 🧭🛍️

  • 第一接触:入口3mは“つかみ”ゾーン。視線の抜けストッパー什器で足を止める。

  • 滞在の理由試しやすい高さ(900〜1000mm)手荷物置きミラー

  • 会計のフリクションゼロ配線床内蔵端末ドック在庫引当トレイ

  • サイン:什器と一体化、交換容易な差し替え式が運用に効く。


3|耐久・法規・音の設計 🛡️🎧

  • 表面材:HPL・化粧板・セラミックで擦り傷・水・清掃薬に強く。

  • 防火・法規:内装制限、避難、手すり高さ等は初回設計で織込む

  • 音環境:天井吸音バッフル/壁パンチング+吸音材/家具のフェルト残響を0.6–1.0sにチューニング。

👂 電話・WEB会議が多いオフィスは、ブース什器+扉気密+換気まで一体設計。


4|デジタル連携:BIM/CAM/QRで“迷わない現場”へ 📱🛠️

  • BIM/3Dで干渉ゼロ→製作図へ直結。

  • CNC加工・レーザーR・ジョイント精度を担保。

  • QR台帳:什器ごとに材・色番・金物・清掃方法を紐付け、保全が1分で完了

  • AR/VR視線・高さ・照度を設計段階から検証。


5|夜間施工・短工期の段取り ⏱️🌙

  • プレユニット化(現場は据付+接合のみ)

  • 搬入シミュ:EV寸法・曲がり半径・養生計画。

  • 臭気ゼロ運用:水性塗料・低VOC接着・現場塗装最小化。

  • 騒音配慮:静音工具・バッテリー機器・搬入/切断は外部で。


6|コスト設計は“長く使う”が得 💴

  • 初期費は上がっても、部品交換可能・表面再生可能な仕様はLCCが下がる

  • 可動棚・パーツ規格化改装時の再利用率を上げる♻️

  • 見積の比較軸:板厚・表面材グレード・金物銘柄・現場経費の含み保証内容


7|メンテ計画までがデザイン 🔁

  • 清掃ルート:角をRに、巾木一体でホコリ溜まりゼロへ。

  • 点検口:電源・給排水・AVは見えない場所に1アクションでアクセス。

  • 消耗部品:ゴム脚・丁番・レールは品番共有で即時交換。


8|ケース:ベーカリー&カフェの刷新 🍞☕

  • 課題:朝の混雑、ショーケースの曇り、会計滞留。

  • 動線分離(テイクアウト/イートイン)、LED間接で曇り抑制キャッシュドロワ内蔵カウンター

  • 成果回転率+18%、客単価アップ、掃除時間▲30%。写真映えでSNS露出増📈


9|オフィスのABW什器パッケージ 💼

  • 集中:吸音ブース×可動天板

  • 協働:キャスター付き島什器×マグネットボード

  • 再集中:半個室ベンチ×USB/AC×読書灯
    シーン切替ができると稼働席数の最適化が進み、オフィスの“密と閑”を平準化。


10|発注前チェックリスト✅

[ ] レイアウトと回遊動線に“詰まり”がない
[ ] 防火・避難・電気・給排水の前提を合意
[ ] 素材サンプル拭き取りテスト
[ ] 製作図・金物リスト配線詳細の確認
[ ] 夜間施工・臭気・騒音の配慮計画
[ ] QR台帳・保証の範囲明記


まとめ 🌟

商空間のオーダーメイドは、ブランド体験×運用しやすさ×長寿命の掛け算。
BIM→CAM→QR台帳まで一気通貫で、短工期・高品質・クレームゼロを実現します。
次の改装は“夜に運び、朝に稼ぐ”。まずは現場採寸と動線の簡易診断からどうぞ。📞📐💼

 

第18回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

~“暮らしを設計する”~

既製品ではあと3cmが合わない。見た目は好きだけど配線がごちゃつく。掃除のたびにホコリが溜まる段差にイライラ——。
そんな“暮らしのノイズ”を消すのが、オーダーメイドインテリアの役割です。ここでは設計→製作→施工→アフターまで、住まいで失敗しないための勘所をまとめます。✨


1|はじめに決めるのは“モノ”ではなく“使い方” 🎯

  • だれが・いつ・どこで使う?(例:在宅ワーク、子どもの勉強、来客時の片付け)

  • 何を収める?(ファイルA4/背表紙、炊飯器の蒸気、AV機器の熱)

  • 掃除動線(ルンバの巣・モップの通り道・巾木の形)🧼

  • 将来の変化(家族構成、趣味、家電の更新)

👉 この“生活ブリーフ”が寸法・素材・金物・配線を決める指針になります。


2|素材の選び方:見た目×耐久×メンテの三角形 🧪🌳

  • 無垢材(オーク・ウォルナット等)
     ・表情◎・経年変化を楽しむ。オイル仕上げでメンテ容易。

  • 突板(ツキ板)
     ・軽量&均一。ウレタンで汚れに強く、コストと質感のバランスが良い。

  • メラミン/HPL・FENIX
     ・傷・汚れ・水・熱に◎。キッチン・水回り天板に最適。

  • 金属(スチール・真鍮)/ガラス/セラミック
     ・ポイント使いで“締まる”。耐熱・耐摩耗を足して機能美に。

🌿空気質も大切:低VOC接着剤、**F★★★★**相当の基材、FSC森認証材の選択で“健康×地球”両立。


3|“使いやすさ”はミリ単位で生まれる 📏

  • カウンター高:キッチン 850〜900mm/デスク 700〜730mm

  • 引き出し内寸:カトラリー60mm、書類110mm、鍋・家電180〜260mm

  • 可動棚ピッチ:32mm刻みで季節家電の高さに対応

  • 手掛け・取っ手:見た目+指の入り拭き掃除のしやすさ

  • 耐震・転倒防止:壁下地補強+L金物、扉は耐震ラッチで安心 🛡️

🧲 配線の静けさ:背板にスリットとOAタップ棚ケーブルグロメットで“見えない整線”。AV・Wi-Fi・充電の熱抜き孔を忘れずに。


4|設計〜製作の流れ🗺️

  1. ヒアリング:生活ブリーフ・収納物の採寸・動線確認

  2. ラフ提案:スケッチ+素材ボード+概算

  3. 実測(レーザー)→製作図(干渉・下地)→最終見積

  4. モックアップ(必要に応じて段ボールorCNC合板)で高さ・奥行を体感

  5. 工場製作(NC加工・手仕上げ)→仮組検査📸

  6. 現場施工(養生→据付→調整)→完了検査

  7. 取扱説明保証書お渡し

⏱️ 小規模1~2点:3〜6週間目安/キッチン等:6〜10週間目安(素材・混雑で変動)。


5|金物とディテールで“静かに長持ち” 🧩

  • ソフトクローズ蝶番・レール:開閉音と衝撃を低減。

  • スライドレール耐荷重:フルオープン35kg/45kgを用途で使い分け。

  • 面取り・小口0.5〜1mmが手触りと安全の境界。

  • 目地:1.5〜2mmで呼吸と誤差吸収。扉見付の通りが印象を決める。

  • 照明:**間接LED(2700–3500K・CRI90↑)**で影をデザイン💡


6|キッチン/洗面の“水と熱”対策 💧🔥

  • HPL/セラミック天板耐水合板、シンク周りは防水下地

  • 蒸気家電引き出しスライド台+蒸気逃し

  • 排水・給水の点検口見えない位置に組み込む

  • 防カビ通気:背板を浮かせる/スリットを設ける


7|お手入れミニガイド🧽

  • 普段は中性洗剤+柔らかい布でOK。

  • 無垢はオイルの追い塗りで艶と撥水回復。

  • メラミンはメラミンスポンジ不可のものも——仕様書を確認。

  • 真鍮は経年のくすみを味として育てる or 専用研磨で輝きを維持。


8|“見積の見方”3ポイント 💴🔍

  1. 材料と金物の銘柄・グレード

  2. 塗装/仕上げの方式(オイル・ウレタン・セラミック等)

  3. 現場調整・配線・下地補強の範囲(別途が隠れていないか)

📸 写真台帳(工場仮組・取り付け前後)がある会社は、再現性と責任が高い傾向。


9|事例スナップ 📚✨

LDKの壁一面収納を製作。ルンバ基地+AV熱抜き+隠し作業机を内蔵。
HPL×オーク突板で耐久と質感を両立。配線ゼロ見え掃除5分の暮らしに。🧡


まとめ 🌟

“暮らしのノイズ”を1ミリ単位で消す。
オーダーメイドは高価な贅沢ではなく、毎日のストレスを減らす投資です。
ヒアリング→実測→製作図→モック→台帳納品までワンストップで伴走します。まずは収納物の採寸から一緒に始めましょう。📏📩

 

第17回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は、

~経済的役割~

 

オーダーメイドインテリア製作業は、一見すると小規模でニッチな分野に思われがちですが、実は地域経済、雇用、建築・住宅産業、文化産業、サステナブル経済など、多方面にわたる経済的影響力を持つ業種です。

単なる家具づくりではない「空間価値の創造」としてのオーダーメイドインテリア製作業は、今日の多様化社会と豊かさの定義が変化する中で、ますますその重要性を増しています。

オーダーメイドインテリア製作業が果たす経済的役割を多角的に分析し、その社会的意義を明らかにしていきます。


1. 地域に根ざした中小工房が生む「地場経済の核」

多くのオーダーメイドインテリア製作所は、地方や地域に拠点を構えるスモールファクトリー型の事業体です。これらは大手資本とは異なり、地域材、地元職人、地域顧客といったローカルネットワークを基盤に持ちます。

● 地場経済への影響

  • 地元木材(国産材)の活用により林業や製材業と連携

  • 地元の建築士や工務店との協業で地域内での経済循環を強化

  • 工房やショールームの存在が観光・体験型ビジネスに発展するケースも

このように、オーダーメイド製作業は“地域でつくって地域で使う”内需型経済の象徴として、地域経済の中核的な存在となりうるのです。


2. 雇用創出とクラフト人材の育成

インテリア製作業は、職人技と設計技術の両方を必要とする分野であり、若年層の技術習得や地場雇用の受け皿としても貢献しています。

● 雇用面の経済的価値

  • 地方都市や郊外における技能職の安定雇用

  • 若手の育成によって手に職をつけるキャリア形成が可能

  • 高齢職人の知見を次世代に継承することで、技能と経済の持続性を担保

クラフト業は決して過去の遺産ではなく、今なお地域社会に根付くリアルな経済活動として存在し続けているのです。


3. 建築・不動産業界との連動による高付加価値創出

オーダーメイドインテリア製作は、単体ではなく建築・リノベーション・インテリアデザインなどと連携して、空間全体の価値を高めます。

● 建築経済への波及効果

  • リノベーション住宅における造作家具導入で物件価値向上

  • オフィス・商業施設のブランディングツールとして、企業の経済活動を間接支援

  • 注文住宅市場での“暮らし提案型”設計の重要な構成要素

これにより、空間の“差別化価値”を担保する役割として、建築不動産産業における付加価値創出に寄与しています。


4. サステナブル経済への貢献

近年、環境配慮の観点からも、廃材・国産材の再利用、持続可能なものづくりが注目されており、オーダーメイド製作業はその先駆けとなっています。

● 環境経済への影響

  • 大量生産・大量消費に依存しない経済モデル

  • 長く使える設計思想=買い替えサイクルの長期化による資源節約

  • 廃校材や解体材のアップサイクルによる地域資源の再評価

これは“モノを買う経済”から“モノに意味を込めて選ぶ経済”への転換を象徴しており、環境と経済の両立に寄与するモデルです。


5. 感性消費・文化産業としての価値創出

人々の価値観が「効率」から「個性」「体験」へとシフトする中で、オーダーメイドインテリアは文化的・情緒的価値のある商品として経済活動に貢献しています。

● 感性経済における意義

  • 作り手との対話や制作過程の共有が体験型消費として価値を持つ

  • 地域色や伝統技法を活かした製品が地域ブランディングにもつながる

  • デザイン性・ストーリー性のある作品は高付加価値商品として市場に展開可能

このように、“ものづくり×文化・感性”の領域で新たな市場を生み出す起点として、文化産業の一翼を担っています。


「つくることで経済を動かす」オーダーメイド製作業の真価

オーダーメイドインテリア製作業は、以下のような広範な経済的役割を果たしています

  • 地域内経済循環の中心拠点としての役割

  • 職人技術と雇用の継承・育成による人材投資

  • 建築・空間産業との連携による高付加価値創出

  • サステナブル経済の先進的モデル

  • 感性・文化・ライフスタイル市場の活性化

この産業は単なる家具の製作業ではなく、「空間を通じて暮らしと経済を豊かにする社会的インフラ」として、今後ますますその存在感を高めていくことでしょう。

 

第16回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は、

~多様化~

 

オーダーメイドインテリアは、単に既製品に代わる高級な選択肢ではなく、**個々の価値観やライフスタイル、空間の在り方に深く関わる“表現手段”**として、多様化の時代を迎えています。

かつては富裕層向けの家具製作や店舗什器が中心だったこの業界ですが、近年では、個人住宅、SOHO、福祉施設、リノベーション空間、サステナブル建築など、あらゆるニーズに対応する産業へと進化しています。

オーダーメイドインテリア製作業の多様化について、「顧客層」「製品・素材」「設計手法」「空間ジャンル」「文化的ニーズ」などの視点から深掘りしていきます。


1. 顧客層の多様化:法人から個人、若年層へ

● かつての中心:法人向け什器製作

飲食店・商業施設・ホテルなどが主な顧客で、空間デザインとの連携による高級什器製作が中心でした。

● 現在の主流:一般住宅や個人オーナーもターゲットに

  • マンションリノベーションに合わせた造作家具

  • 在宅ワーク対応のワークスペース家具

  • DIYユーザーとのコラボ制作(設計支援+加工のみ)

若年層やデザイン志向の個人が、“家具を買う”から“空間を作る”へと価値観を変えたことで、オーダーメイドの裾野は広がっています。


2. 製品の多様化:機能と表現の二極化

従来の「テーブル」「収納」「カウンター」などの大型造作に加え、近年では生活導線や感性に寄り添うユニット製作が増加しています。

● 機能重視のオーダー

  • 狭小住宅や変形間取りに対応したスペース効率特化型

  • 車椅子対応カウンターや介護施設の収納のようなユニバーサルデザイン

  • 耐水・耐熱・防音といった素材スペックにこだわる要望

● 感性重視のオーダー

  • 古材や流木を使ったヴィンテージ加工

  • 和紙や漆、鉄、アクリルなど異素材のミックス

  • 空間全体の世界観を演出するインスタレーション的なインテリア

このように、“機能に寄せる”オーダーと“個性に寄せる”オーダーが共存する時代へと進んでいます。


3. 素材と製法の多様化:サステナブル&テクノロジー

● 環境配慮素材の活用

  • 廃材や間伐材の再利用(アップサイクル)

  • F☆☆☆☆(ホルムアルデヒド放散量最小)認定材料

  • 天然オイル・蜜蝋塗装による無害仕上げ

● デジタルファブリケーションの導入

  • CNC加工機やレーザー加工機を駆使した自由形状製作

  • 3Dスキャナ・CADとの連携による高精度対応

  • 受注→設計→加工→納品までのクラウド一元管理

これにより、手仕事とテクノロジーが融合した“クラフト2.0”とも呼べる領域が誕生し、より高いデザイン自由度が可能となっています。


4. 対応空間の多様化:住空間だけではない

オーダーメイドインテリアは今や、住宅以外の領域にも深く入り込んでいます。

● 対応ジャンルの拡大

  • 福祉施設や高齢者住宅:使いやすさと安心感を両立

  • オフィス・コワーキングスペース:企業理念を表現する内装家具

  • 教育・保育施設:子どもの安全性と成長を意識した家具設計

  • 店舗ブランディング:SNS映えを意識した什器や照明演出

オーダーメイドであるからこそ、用途やユーザーに合わせた空間設計との一体化が可能であり、それが業界の幅を広げています。


5. 価値観の多様化に応える“物語性”の重視

現代の消費者は、機能や価格だけでなく「背景」や「物語」を求める傾向にあります。オーダーメイドインテリアは、その要望に最も応えられる存在です。

● 選ばれる理由は「モノ」ではなく「ストーリー」

  • 「地元の木を使いたい」「廃校になった体育館の床を再利用したい」などのストーリーデザイン

  • 作り手(職人)との対話を通して完成する“共創型ものづくり”

  • 製作背景や素材の産地などを公開する透明性のある価値提供

つまり、オーダーメイドインテリアは単なる家具ではなく、“使う人の価値観を可視化する手段”として、多様なライフスタイルに寄り添っているのです。


多様化の先にある「共感型インテリア産業」へ

オーダーメイドインテリア製作業は今、以下のような多様化を遂げています:

  • 顧客層の広がり(法人 → 個人・若年層・高齢者)

  • 製品機能の二極化(効率性 ⇄ 感性)

  • 素材・製法の進化(サステナブル×デジタル)

  • 空間ジャンルの拡大(住宅以外にも展開)

  • 「物語性」を伴うブランド価値の提供

これらを通して、オーダーメイドインテリアは単なる高級家具製作ではなく、「暮らしを共創する産業」へと変貌しています。

今後は、地域性、文化性、個人の哲学までも反映する“パーソナライズド・スペース”の創造が、新たな市場価値として期待されるでしょう。

 

第15回インテリア雑学講座

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さて今回は、

~雰囲気~

 

「その空間に入った瞬間、何かが違うと感じた」
それは、家具や内装が“その人の暮らし”と呼吸している証かもしれません。オーダーメイドインテリアは、単なる家具以上の価値を持ち、空間全体の“雰囲気”を創り出します。


1. 素材感と手仕事が生む“温もり”

オーダーメイド家具の魅力の一つは、無垢材や真鍮、革といった自然素材の質感にあります。それらを職人の手で一つひとつ仕上げることで、以下のような空気感が生まれます:

  • 無垢の木のやさしい香り

  • 手触りから伝わるあたたかさ

  • 時間と共に深まるツヤと色味

大量生産にはない“人の手の痕跡”が、空間に居心地と静けさをもたらすのです。


2. 空間全体のバランスを整える設計力

オーダーメイド家具は、「モノを置く」のではなく「空間を整える」道具です。

  • 天井高・採光・動線に合わせてデザインされることで、室内が調和

  • 無駄を削ぎ落とし、余白を活かす設計で心が落ち着く

  • 椅子や棚の“高さ”や“奥行き”も、その空間にとって最適に

結果、住まい全体が「自分のために整えられている」と感じられ、深い安心感と満足感が漂います。


3. 住む人の“物語”が漂う空間へ

既製品にはないオーダーメイドの魅力は、その家具に「暮らし手の物語」が投影されていることです。

  • 「祖父母から譲り受けたダイニングをもとにデザインした」

  • 「趣味の道具を美しく収納するための本棚」

  • 「子どもの成長に合わせた学習机」

そうした背景がある家具は、空間に“語りかける空気”を宿します。そして訪れた人にも、不思議と伝わるのです。


4. 四季や時間の移ろいと調和する

オーダーメイドのインテリアは、経年変化を楽しむものでもあります。

  • 春の光に照らされた木の陰影

  • 夏の夕立の音を反響させる無垢の壁

  • 秋の風と調和するカーテンの揺れ

  • 冬に灯る間接照明のあたたかさ

自然素材と丁寧な造作は、住まいを“季節と共に呼吸する場”へと昇華させます。


オーダーメイドインテリアは、「機能を満たす道具」ではなく、「感性と空間をつなぐ橋渡し役」です。そこに住む人の個性、思い出、これからの暮らしを支える“雰囲気”を静かに、でも確かに作り上げてくれます。

あなたの理想の空間づくりに、一点物の家具という選択を取り入れてみませんか?

 

第14回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は、

~希少価値~

 

オーダーメイドインテリアにおいて、使用する木材の選定は「仕上がりの印象」と「耐久性」に直結します。中でも、木目・色合い・強度に優れた材や、採取量が少なく希少性が高い材は、価値ある一点ものとして注目を集めています。


人気の木材の特徴と魅力

1. オーク(ナラ)

  • 特徴:美しい虎斑模様、重厚感ある木目

  • 用途:ダイニングテーブル、フローリング、収納棚

  • 魅力:堅牢性と温かみを兼ね備え、北欧・和モダンどちらにも合う

2. ウォールナット

  • 特徴:濃いブラウンから黒みがかった色合い、上品な光沢

  • 用途:デスク、テレビボード、椅子

  • 魅力:「経年美化」する木として人気、高級感のある空間演出に最適

3. チェリー(サクラ)

  • 特徴:赤みがかった滑らかな肌、均一な木目

  • 用途:リビングテーブル、ドレッサー、壁材

  • 魅力:時を重ねるごとに色が深まる、柔らかな印象の空間に合う


希少価値の高い木材とは?

1. ブラックウッド(アフリカンブラックウッド)

  • 産地:アフリカ東部

  • 特徴:非常に重く硬く、耐久性抜群。黒に近い色合い

  • 用途:高級家具、楽器(クラリネットなど)

  • 魅力:入手困難で、「木の黒ダイヤ」とも称される

2. ブビンガ

  • 産地:アフリカ

  • 特徴:赤褐色の鮮やかな木肌、大きな一枚板が取れる

  • 用途:カウンターテーブル、会議テーブル、アート家具

  • 魅力:幻想的な木目と重厚さが圧巻、世界的に輸出制限があり希少

3. 神代杉(じんだいすぎ)

  • 産地:日本(火山灰に埋もれ数百年を経た杉)

  • 特徴:くすんだ灰色が神秘的、非常に緻密で香りが強い

  • 用途:茶室の建材、和家具、伝統工芸

  • 魅力:日本文化と調和する唯一無二の存在、入手ルートが限定的


木材選びがもたらす“価値”

オーダーメイドインテリアの魅力は、「機能性+素材の美しさ」。木材選びによって、以下のような付加価値が生まれます。

選定基準 生まれる価値
木目・色合い 空間との調和、視覚的魅力
経年変化 永く使うことで深まる愛着
希少性 一点ものとしての価値、話題性

木は自然の芸術品。どの木を使うかで、空間の印象も、その家具が語る物語も大きく変わります。人気の木材で定番の美を追求するもよし、希少木材で唯一無二の存在感を求めるもよし選ぶ楽しみが、オーダーメイドの真髄です。

 

 

第13回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は、

~チェック~

ということで、製造完了後に行うチェック作業目的意義、具体項目、現場工夫について掘り紹介ます。

 

 

オーダーメイドインテリアは、世界ひとつだけ空間創造する仕事です。そのためは「図面通りつくる」だけなく、「製品しく確認し、最高状態お客様届ける」こと不可欠です。


1. 製造チェックは?~納品の“品質保証工程”

製造チェックは、工場製品完成した後に行う寸法・仕上がり・強度・納品可否最終確認作業です。

これにより

  • 寸法違いによる現場まり不良

  • 仕上げ不良による外観クレーム

  • 部品不足機能不良による訪問工事

といったトラブル未然防ぐことできます。


2. なぜ製造チェック重要か?

1. 一点ものだから修正難しい

オーダーメイドは「製作=大幅損失」。出荷確認100%完成確保する必要あります。

2. 現場工事連携直結する

寸法ズレ部材不足現場戻り日程遅延招くため、チェック精度工事品質直結ます。

3. 顧客満足信頼構築関わる

納品直後問題あれば、「この会社信頼できない」われるリスク直結。チェックは“ブランド守る仕事”でもあります。


3. 製造後に確認すべチェック項目一覧

チェック項目 内容 注意
寸法確認 さ・幅・奥行・厚み 図面寸法と±1mm以内っているか
仕上げ状態 塗装・材・木口処理 傷・ムラ・がれ・手触り
強度安定性 接合緩み、つき ビスき・水平確認
可動動作 扉・引き出し・収納機構など 開閉スムーズか、鳴りない
付属確認 金物、説、ビス 納品時に「部品ない」われないため必須
現場まりシミュレーション 設置予定寸法一致いるか 搬入通路・天井干渉確認

4. よくある落としそのリスク

  • 落とし】裏面処理
    納品後に「見える配置た」クレーム

  • 落とし】開閉向き違い
    左右取付不可、現場再訪

  • 落とし】部材番号
    組立手順混乱、納品後に現場作業ストップ

こうしたトラブルは、製造自身最終チェック防げる問題です。


5. 品質守るチェック体制工夫

  • Wチェック体制(製造者+第三者)
    加工目線最終確認

  • チェックリスト運用徹底
    項目漏れぎ、報告記録残せる

  • 完成写真保存納品書連動
    顧客仕様確認する証拠として有効

  • 立会チェック制度(大型案件)
    設計担当・現場監督一緒確認することトラブルゼロ


つくってわり」ではなく「届ける責任」

オーダーメイドインテリア価値は、職人で“最後まで責任って完成させる”ことにあります。その最後工程が「製造チェック」あり、お客様信頼ないため技術姿勢です。

見届けるが、本物職人つくる。” それ現場ばれる秘訣です。

 

 

 

第12回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は、

~デザイン図面~

ということで、オーダーメイドインテリア製造業者にとって図面書き出し役割、精度、信頼について掘り紹介ます。

 

オーダーメイドインテリアは、空間個性機能両立させる“一点ものの芸術”です。その製造現場では、デザイナー設計アイデアを、実際寸法・構造・素材で「現実落とし込む」ため書き出し作業=施工作成極めて重要です。


1. 書き出しか?~“デザイン”を“図面”翻訳する作業

書き出し」は、インテリアデザイン意匠に、製造・加工・組立必要寸法・構造・部材情報展開加工落とし込む作業です。

書き出し内容

  • 材料厚み・仕上げ種別

  • 加工寸法・取付穴・ビス位置

  • 強度考慮した内部構造補強

  • 設置現場まり・搬入経路

つまり、“設計”を“つくれる構造”変える橋渡し工程です。


2. 書き出し持つ3重要役割

1. 加工精度保証する

加工加工合わせ正確指示ば、設計通り製品完成しません。

2. 製作・現場混乱防ぐ

曖昧図面では「どこどの寸法切れよいか」「左右どちら向きか」といった混乱現場やすい

3. 顧客満足上げる

→ 「イメージた」「仕上がり粗い」などクレーム設計加工ズレ原因あること多い図面精度そのまま満足直結ます。


3. 書き出し図面確認すべ項目

項目 内容 チェックポイント
部材寸法 厚み・さ・奥行き 材料取り都合接合精度
加工指示 穴あけ位置、面取り、切欠 NC加工整合性
接合方法 ビス、ゾ、金物使用 強度組立両立
材料種別 木材、金属、アクリルなど 加工方法・仕上げ相性
まり 壁・床・設備関係 現場干渉・設置可能範囲確認

4. 書き出しミス招くトラブル

  • 部材寸法ミス → 現場製作、納期遅延

  • 加工誤記 → 切削ミス・強度不足・接合不能

  • 材料発注 → 素材違いによる見た目不一致・耐久性低下

  • まり不良 → 現場設備干渉、クレーム対応発生

これら全て、書き出し質」によって防げる問題です。


5. 書き出し作業求められる技術視点

  • 設計意図理解する読解
    → 「なぜこのか?」汲み取る

  • 加工現場知識
    CNC・パネルソー・ボーリングマシン機械特性理解した寸法出し

  • 現場まり感覚
    壁・床・天井ゆがみ想定した“逃げ寸”設計

  • 顧客視点仕上がり確認
    丸み、見た目さ、触感など“機能+意匠”両立


書き出し」インテリア製作の“設計現場架け橋”

オーダーメイドインテリア製造における図面書き出しは、単なる下請け作業ではなく、“設計意図かたち変える技術”そのものです。だからこそ、職人知恵図面精度融合した“図面力”が、空間完成決定ます。

図面強い製造業者”こそが、信頼れるオーダーメイドプロフェッショナルです。

 

 

 

第11回インテリア雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社Kagusuki、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~設計~

今回は、オーダーメイドインテリア製作において最も重要な初期段階、
「打ち合わせから設計」までのステップとその奥深さについて、実務視点で深く解説していきます。

 

 理想の空間づくりは「聞く力」と「描く力」から始まる

「家具はただのモノではなく、暮らしの一部です。」
私たちオーダーメイドインテリア業者は、こう考えています。

市販品では満たせない「サイズ」「機能」「雰囲気」。
その“かゆいところに手が届く”インテリアを実現するには、お客様の思いや生活背景をしっかりと共有し、それを空間に最適化された設計図へと昇華させるプロセスが必要不可欠です。


🗣 すべては“ヒアリング”から始まる

暮らし方・悩み・好みを引き出す対話力

お客様が「こうしたい」「こんなふうに暮らしたい」と思っていても、
それを具体的な家具の仕様や構造にまで落とし込むのは簡単ではありません。

だからこそ、初回打ち合わせでは「傾聴力と想像力」が問われます。

✅ ヒアリングで伺う主な内容

項目 ヒアリング内容
利用目的 どこに、何のために置く家具か?誰が使うか?
デザインの好み ナチュラル、モダン、北欧風、和風など
サイズ感 置くスペースの寸法、希望サイズ感
機能性 収納の種類・容量、可動棚、配線孔など
素材・仕上げ 木材の種類、色味、塗装の有無
予算 全体の予算感、費用をかけたいポイント

📌 お客様自身も気づいていない「隠れたニーズ」を引き出すことが、設計成功の第一歩です。


📏 現地採寸と空間把握  ミリ単位の精度が仕上がりを左右する

オーダー家具は、空間にぴったりフィットすることが最大の価値。
そのために欠かせないのが、現地採寸と空間全体の把握です。

✅ 採寸で見るポイント

  • 壁の幅、高さ、奥行き、床から天井までの寸法

  • コンセント、スイッチの位置

  • 既存の建具(窓枠・巾木・梁)の干渉

  • 周囲の家具や動線の有無

📌 建物自体に“ゆがみ”があることもあるため、設置場所ごとの微妙なズレや傾きまで考慮して採寸を行います。


🎨 プランニングとイメージ提案

頭の中の理想を“見える形”に

ヒアリングと採寸を元に、いよいよ設計とビジュアル提案のフェーズへ。

✅ 提案の主な内容

  • イメージスケッチ・3Dパース(完成後の見え方を再現)

  • 平面・立面図(サイズ・構造・開閉方向などの詳細)

  • 素材サンプルの提示(木材、金具、塗装など)

  • 機能の仕様書(引き出し、棚、可動パーツなど)

📌 言葉では伝えきれない部分を、“視覚で共有”することが成功のカギです。


💡設計のこだわりポイントとは?

オーダーメイドインテリアの設計では、使い心地や安全性、美観を左右する細部の配慮が必要です。

✅ 設計時のこだわり例

要素 配慮内容
強度 重い物を載せる想定か?地震対策は?
可動部 引き出しのレール選定、ソフトクローズ機能
細部寸法 指を挟まない隙間、つかみやすい取っ手
見た目 天板の木目の向き、ビスの見せ方、面取り処理
組立方法 現場搬入に対応した設計か(分割式など)

📌 市販品にはない“細部への配慮”が、空間に溶け込む上質な仕上がりを生み出します。


📑 お見積りとご提案書の提示

― 予算と要望のバランスを整えるフェーズ

設計図とともに、お客様にご提示するのがお見積書とご提案書

✅ 見積もりの内訳例

  • 木材・金物などの材料費

  • 設計費・製作工賃

  • 塗装・仕上げ加工

  • 現場搬入・設置費

  • 消費税・諸経費

📌 ご予算に応じて、「ここは無垢材で、ここは突板に」など部材や仕様の調整で柔軟に対応します。


✅ 打ち合わせから設計は「想いを形にする共創の時間」

オーダーメイドインテリアの設計とは、単なる図面制作ではありません。
お客様のライフスタイル・こだわり・空間への想いを受け取り、それを機能性と美しさを両立させた“かたち”にするプロセスです。

✔ 自分のために設計された家具を使いたい
✔ 空間にぴったり合う収納を探している
✔ 長く使える、心から気に入るインテリアが欲しい

そんな方には、ぜひじっくりと時間をかけて打ち合わせ・設計から進めるオーダーメイドの価値を体感していただきたいと、私たちは考えています。